おにしとわたし

ひょんな事から浄土真宗本願寺派と関わるようになった「わたし」が仏教や浄土真宗本願寺派のいろいろを紹介するブログ

お聴聞

お西さんの教えにこんなのがあります。

お西さん関連公式サイト「―勤式指導所―浄土真宗本願寺派」から一部抜粋。
お寺の行事―家庭の仏事・作法―勤式指導所―浄土真宗本願寺派

聞法ってなに?

聞法の心得
・浄土真宗は聞法が第一といわれるように、み教えを聞くということがもっとも大切です。
・お念仏に生かされるものとして、お寺でひらかれる法要・行事には積極的に参加し、そのすべてが聞法の場となるようこころがけましょう。

聞法(もんぼう)というのは、読んで字の如く「法を聞く」こと。
ここでいう「法」というのは「仏法(ぶっぽう)」つまり仏様の教えのことですね。

お西さんでは「布教使(ふきょうし)」という資格をお持ちの僧侶の方が、「法話(ほうわ)」をされます。
お西さんでは、浄土真宗の教えをとても分かりやすく理解できるようなお話をされます。
短いときは30分、大体は途中に一度休憩を挟んで60分くらいかなぁ。

他の宗派にも法話はあるようです。
多分、基本的には同じなんでしょう。それぞれの宗派の教えにまつわるお話をされるのでしょうね。
昔は識字率が低かったから、教えを理解してもらうためにも法話は重要だったのだろうと思います。
いかに分かりやすく、飽きさせずに、正しく教えを伝えられるかというのは大変だろうなぁと感じます。
実はこの法話が落語のルーツになっているという説があるほどですから、昔の方々のご苦労が偲ばれますね。

関西だからか、真面目なお話の中にも時々笑い所を入れて和ませてくださる法話をされる布教使さんが多いような?
60分じーっと話を聞くというのは大変だなぁと感じるかもしれませんが、意外にあっという間なんですよ^^

そうそう、この法話を実際に聞くことを「聴聞(ちょうもん)」といいます。
「聴く」に「聞く」。どんだけ聞くんだよ!とツッコミをいれそうになりますが、
自分の耳で聞き、さらに自分の内面で聴くことによって法話の内容を消化するということなのかなぁ?と思ったり。

最後に、お聴聞の時に壁に貼ってあったのを見て、わたしが「いいなぁ。」と思ったお西さんのことばをご紹介します。

浄土真宗の聴聞の心得
一、このたびのこのご縁は、初事と思うべし
一、このたびのこのご縁は、我一人のためと思うべし
一、このたびのこのご縁は、今生最後と思うべし

お聴聞の時だけではなく、他人に接するときもこのような心がけでいたいなぁと思います。