おにしとわたし

ひょんな事から浄土真宗本願寺派と関わるようになった「わたし」が仏教や浄土真宗本願寺派のいろいろを紹介するブログ

仏教婦人会

「仏教婦人会(ぶっきょうふじんかい)」何だか仰々しいネーミングですね。
わたしは、初めてこの単語を目にした時、頭の中でお金持ち風のマダムが優雅にお茶会してる様子が浮かびました…。(婦人という言葉のせいですかね?)
「仏教婦人会」を略して「仏婦(ぶっぷ)」と呼んだりもします。

わたしの拙い経験から申し上げますと、仏教婦人会というのは、お寺の門徒さん(お寺の檀家さんの事を浄土真宗では門徒さんと呼びます)の中でも女性だけを対象にした集まりのことです。
この集まりがお寺ごとに存在します。
存在しますと断言しながら正反対の事を申しますが、存在しないお寺もあります。(門徒さんが少なかったり、まとめ役がいなかったり…。)

お寺によって様々な活動があるようです。
わたしがお参りさせていただいているお寺で行われている仏婦での具体的な活動をほんの一部ご紹介させていただきますと
 

わたしがお参りさせて頂いているお寺では毎月7日に仏婦を対象としたお聴聞をする会(これを法座(ほうざ)と呼びます)があります。

この仏婦の会員の中でも45歳以下の会員は若婦人と呼ばれます。略して、若婦(わかふ)。
若婦対象の研修会が開催されたりしています。
わたしも2回ほど参加した事があるので、また後日レポートしますね。



お聴聞

お西さんの教えにこんなのがあります。

お西さん関連公式サイト「―勤式指導所―浄土真宗本願寺派」から一部抜粋。
お寺の行事―家庭の仏事・作法―勤式指導所―浄土真宗本願寺派

聞法ってなに?

聞法の心得
・浄土真宗は聞法が第一といわれるように、み教えを聞くということがもっとも大切です。
・お念仏に生かされるものとして、お寺でひらかれる法要・行事には積極的に参加し、そのすべてが聞法の場となるようこころがけましょう。

聞法(もんぼう)というのは、読んで字の如く「法を聞く」こと。
ここでいう「法」というのは「仏法(ぶっぽう)」つまり仏様の教えのことですね。

お西さんでは「布教使(ふきょうし)」という資格をお持ちの僧侶の方が、「法話(ほうわ)」をされます。
お西さんでは、浄土真宗の教えをとても分かりやすく理解できるようなお話をされます。
短いときは30分、大体は途中に一度休憩を挟んで60分くらいかなぁ。

他の宗派にも法話はあるようです。
多分、基本的には同じなんでしょう。それぞれの宗派の教えにまつわるお話をされるのでしょうね。
昔は識字率が低かったから、教えを理解してもらうためにも法話は重要だったのだろうと思います。
いかに分かりやすく、飽きさせずに、正しく教えを伝えられるかというのは大変だろうなぁと感じます。
実はこの法話が落語のルーツになっているという説があるほどですから、昔の方々のご苦労が偲ばれますね。

関西だからか、真面目なお話の中にも時々笑い所を入れて和ませてくださる法話をされる布教使さんが多いような?
60分じーっと話を聞くというのは大変だなぁと感じるかもしれませんが、意外にあっという間なんですよ^^

そうそう、この法話を実際に聞くことを「聴聞(ちょうもん)」といいます。
「聴く」に「聞く」。どんだけ聞くんだよ!とツッコミをいれそうになりますが、
自分の耳で聞き、さらに自分の内面で聴くことによって法話の内容を消化するということなのかなぁ?と思ったり。

最後に、お聴聞の時に壁に貼ってあったのを見て、わたしが「いいなぁ。」と思ったお西さんのことばをご紹介します。

浄土真宗の聴聞の心得
一、このたびのこのご縁は、初事と思うべし
一、このたびのこのご縁は、我一人のためと思うべし
一、このたびのこのご縁は、今生最後と思うべし

お聴聞の時だけではなく、他人に接するときもこのような心がけでいたいなぁと思います。

1年の始まり。元旦会

みなさん、年末年始はどうお過ごしでしたか?

私は今まで生きてきて初めて(大げさ)初詣に行かないお正月を過ごしました。 その代わり、1月1日の早朝に行われた「元旦会(がんたんえ)」という行事に参加してきました。 元旦会は、「修正会(しゅしょうえ)」とも呼ばれています。 修正会は他の宗派でも使用されるようですが、修正会と元旦会、なぜ名称が分かれてるのか謎だったのですが 調べていたところ、偶然にもお西の現役僧侶で構成されているダンスミュージックユニットTariki Echoさんのfacebookでこんな一文を見つけました。

ちなみにお正月の法要を『修正会(しゅしょうえ)』と言いますが、これはもともとは勅願による、すなわち天皇に命ぜられた法要のみがそう呼ばれます。 一般のお寺は勅願を受けて行っているわけではないので『元旦会(がんたんえ)』と呼ばれます。

元になった記事はこちら。

明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年も TARIKI ECHO をどうぞよろしくお願いいたします。(^人^) 南無阿弥陀仏釋明覚が住職を務めさせていただいてる善巧寺では、元旦会の勤行をいたしました。うちは...

Posted by Tariki Echo on 2015年12月31日

そんな元旦会の内容ですが、朝7時から本堂で行われました。 夜中まで年賀状と格闘していたため、ちゃんと起きられるかが大変心配でしたが、なんとか無事にお寺に到着。

今年初めての朝のお勤め(正信念仏偈:草譜〜念仏和讃〜御文章:聖人一流章)をお勤めしたあと、本堂横の「総会所」に移動しました。

総会所は広い和室になっていて、ここにも大きなお仏壇が。 ちょうど総会所が載ってるページがあったので参考に載せておきます。上から2番目の場所です。 www.hongwanji-kobe.jp

移動すると、机の上にテーブルの上に懐紙がずらりとならんでいます。 案内を頂いた通り席に着いて懐紙を開けると、そこには白い盃が! 職員の方にお酒を注いで頂き、輪番の方のご挨拶の後厳かに頂きました。

盃は記念に持ち帰るようでしたので、わたしも皆さんと同じく懐紙に包んで持ち帰りました。

家で盃を使ってお酒を頂くことはまずないので、醤油皿にぴったりだなぁと思っていましたが、あまりにも白過ぎて汚すのは何だかもったいないので今の所は食器棚に保管しています。他のみなさんはどのように保管してるのかが気になるところ。

☆おまけ☆ 懇志(お布施)を用意してなかった事に家を出る直前に気付き、慌てて用意。まさか1年の書き初めが「お布施」とは…。

ごあいさつ

みなさんはじめまして。ブログを始めることになった「わたし」です。

いきなりですが、みなさんはどの宗教を信仰してらっしゃいますか?仏教を信仰してらっしゃる方はお仏壇がお家にありますか?

わたしは信仰している宗教も特になく、ご先祖様のお墓も近くにありません。
母に「ウチは何教なの?」と聞いても「多分浄土真宗なんじゃない?」としか答えが返ってきません。
そんな家なので当然、自宅にお仏壇もありません。

そんなわたしが、ふとしたきっかけから通称「お西」と呼ばれる浄土真宗本願寺派に興味を持ち、関わりを持つようになりました。

そんな中気づいた事は、興味を持ってインターネットで調べてみても情報が全くなかったり、仏教用語が多くてよく分からなかったり、
「いかにも宗教です!」という感じの難しいページ・初心者からしたら気が引けてしまうようなページにたどり着いてちょっと困ってしまうということでした。

そこでわたしは思いました。「自分が体験したことや学んだことをブログにして、もっと気軽に知ってもらおう!」

そんなわけで、このブログでは仏教のこと、浄土真宗本願寺派のこと、お寺のことなどなどを「ゆる~く」紹介いたします。

「へ~、こんなことやってるんだ。」「なるほど~。」と発見していただけたらうれしいです。

また、掲載している行事などに関する情報は浄土真宗本願寺派に限った事ですので、同じ浄土真宗と言っても「お東」(浄土真宗大谷派)さんや他の宗派さんとは異なる点がございます事をご承知おきくださいませ。

それでは、はじまり、はじまり~。